カテゴリ:安全保障( 34 )

ドイツ連邦共和国基本法第115l条
第115l条(防衛事態における法律および措置の廃止、防衛事態の終了、講
和)
1 連邦議会は、連邦参議院の同意を得て、いつでも合同委員会の法律を廃止することができる。連邦参議院は、連邦議会がこの議決を行うように要求することができる。その他、合同委員会または連邦政府が危険防止のためにとった措置は、連邦議会および連邦参議院の議決により廃止される。
2 連邦議会は、いつでも、連邦参議院の同意を得て、連邦大統領が公布する議決によって防衛事態の終了を宣言することができる。連邦参議院は、連邦議会がこの議決を行うように要求することができる。防衛事態は、その確認の前提となった条件が存在しなくなったときは、遅滞なくその終了を宣言しなければならない。
3 講和については、連邦法律で決定する。
[PR]

by shiryouko | 2005-06-10 11:32 | 安全保障

ドイツ連邦共和国基本法第115k条
第115k条(非常事態における法令の効力)
1 第115c条、第115e条および第115g条による法律、ならびにこれらの法律の根拠に基づいて制定された法規命令は、それが適用されている期間中は、これに反する法の適用を排除する。ただし、第115c条、第115e条および第115g条の根拠に基づいて以前に制定された法律については、この限りではない。
2 合同委員会が議決した法律およびっこれらの法律に基づいて制定された法規命令は、遅くとも防衛事態の終了の六ヶ月後に効力を失う。
3 第91a条、第91b条、第104a条、第106条および第107条と異なる規律を含む法律は、遅くとも防衛事態が終了した翌々年度末までしか効力を有しない。このような法律は、防衛事態の終了後、連邦参議院の同意を得た法律により改正し、第8a章および第10章による規律に移行させることができる。
[PR]

by shiryouko | 2005-06-10 11:31 | 安全保障

ドイツ連邦共和国基本法第115i条
第115i条(州政府の権限)
1 権限を有する連邦機関が、危険を防止するための必要な措置をとることができる状況になく、かつ、連邦領域の個別の部分における即時の自主的な行動が不可避的に必要であるときは、州政府または州政府の指定する官庁もしくは受任者が、第115f条1項の意味における措置を管轄の範囲でとる権限を有する。
2 1項による措置は、連邦政府により、また州官庁および下級の連邦官庁との関係では、州の首相によっても、いつでも廃止することができる。
[PR]

by shiryouko | 2005-06-10 11:30 | 安全保障

ドイツ連邦共和国基本法第115h条
第115h条(憲法機関の機能)
1 防衛事態中に満了する連邦議会または州国民代表機関の議員の任期は、防衛事態の終了後6ヶ月を経て終了する。防衛事態中に満了する連邦大統領の任期、ならびに、連邦大統領が任期満了前に欠けたときの連邦参議院議長による連邦大統領の権限の行使は、防衛事態の終了後9ヶ月を経て終了する。
2 合同委員会による連邦首相の改選が必要となったときは、合同委員会が委員の過半数をもって新連邦首相を選挙するものとし、この場合、連邦大統領が合同委員会に候補者を推薦する。合同委員会は、委員の3分の2の多数で後任者を選出することによってのみ、連邦首相に対し不信任を表明することができる。
3 防衛事態の期間中は、連邦議会の解散は禁止される。
[PR]

by shiryouko | 2005-06-10 11:29 | 安全保障

ドイツ連邦共和国基本法第115g条
第115g条(連邦憲法裁判所の権限)
 連邦憲法裁判所およびその裁判官の憲法上の地位または憲法上の任務の遂行は、侵害してはならない。連邦憲法裁判所を合同委員会の法律によって改正することができるのは、それが連邦憲法裁判所の見解によっても連邦憲法裁判所の機能の維持のために必要であるとされる場合に限られる。このような法律が制定されるまでの間、連邦憲法裁判所は、裁判所の活動能力の維持のために必要な措置をとることができる。連邦憲法裁判所は、出席裁判官の過半数で、二段および三段の決定を行う。
[PR]

by shiryouko | 2005-06-10 11:28 | 安全保障

ドイツ連邦共和国基本法第115e条
第115e条(合同委員会の権限)
1 合同委員会が防衛事態において、委員の過半数かつ投票の3分の2の多数で、連邦議会の適時の集会に克服しがたい障害があり、または議決不能であることを確認したときは、合同委員会は、連邦議会および連邦参議院の地位を有し、両者の権利を統一して行使する。
2 合同委員会の法律によって基本法を改正し、基本法の全部もしくは一部の効力を失わせ、または適用を停止することは許されない。合同委員会は、第24条1項および第29条による法律を制定する権限はもたない。
[PR]

by shiryouko | 2005-06-10 11:27 | 安全保障

ドイツ連邦共和国基本法第115f条
第115f条(連邦政府の権限)
1 連邦政府は、防衛事態において、事情が必要とする限りで、次のことをすることができる。
 一 連邦国境警備隊を連邦の全領域に出動させること。
 二 連邦行政機関のほか州政府に対して、さらに、連邦政府が急を要すると認めるときは州官庁に対して、指示を与えること、ならびにこの権限を連邦政府の指名する州政府の構成員に委任すること。
2 1項によってとられた措置は、地帯なく、連邦議会、連邦参議院および合同委員会に報告しなければならない。
[PR]

by shiryouko | 2005-06-10 11:26 | 安全保障

ドイツ連邦共和国基本法第115c条
第115c条(連邦の立法権限の拡張)
1 連邦は、防衛事態に対処するために、州の立法権限に属する分野においても、競合的立法権を行使する。これらの法律は、連邦参議院の同意を必要とする。
2 連邦は、防衛事態の間、事情が必要とする限り、連邦法律により、防衛事態の対処のために次のことをすることができる。
 一 公用収用の補償に関して、暫定的に第14条3項2段と異なる措置を定めること。
 二 自由剥奪に関して、裁判官が、平時に適用される期間内では活動することができないとき、第104条2項および3項1段とは異なる期間、ただし最高限4日の期間を定めること。
3 連邦は、防衛事態において、現在の攻撃または直接切迫した攻撃を防御するために必要な限りで、連邦参議院の同意を必要とする連邦法律により、連邦および州の行政または財政制度について、第8章、第8a章および第10章と異なる規律を求めることができる。この場合、州、市町村および市町村連合の生存能力が、とくに財政的な観点からも保護されなければならない。
4 1項および2項一号による連邦法律は、その執行の準備のために、防衛事態の発生前であっても適用することができる。
[PR]

by shiryouko | 2005-06-10 11:22 | 安全保障

ドイツ連邦共和国基本法第115b条
第115b条(命令・指揮権の連邦首相への移行)
 防衛事態の公布とともに、軍隊に対する命令権および指揮権は、連邦首相に移行する。
[PR]

by shiryouko | 2005-06-10 11:21 | 安全保障

ドイツ連邦共和国基本法第115a条
ドイツ連邦共和国基本法は、外交・安全保障について多くの条文で規制しています。なかでも第10a章は「防衛事態」と題して、1章すべて11か条をつかって「防衛事態」を規定しています。
かつて多くの戦争が「自衛」「国防」の名によって開始されたことを考えるならば、参照すべきものと思えます。
 明治期の「利益線」「生命線」の恣意的な線引きの反省も必要になるかと思います。

 第10a章 防衛事態
第115a条(概念および確認)
1 連邦領域が武力で攻撃された、またはこのような攻撃が直接に切迫していること(防衛事態)の確認は、連邦会議が連邦参議院の同意を得て行う。確認は、連邦政府の申立てに基づいて行われ、連邦議会議員の過半数かつ投票の3分の2の多数を必要とする。
2 即時の行動が不可避とされる状況で、かつ、連邦議会の適時の集会に克服しがたい障害があり、または議決不能のときは、合同委員会が委員の過半数かつ投票の3分の2の多数をもって、この確認を行う。
3 確認は連邦大統領により、第82条に従って連邦法律官報で公布される。これが適時に可能でないときは、他の方法によって公布されるが、可能な状況になったときは、直ちに連邦法律官報で追完しなければならない。
4 連邦領域が武力で攻撃され、かつ、権限を有する連邦機関が1項1段による確認を即時に行うことができる状況にないときは、この確認は行われたものとみなされ、かつ、攻撃が開始された時点で公布されたものとみなされる。
5 防衛事態の確認が公布され、かつ連邦領域が武力で攻撃されたときは、連邦大統領は、連邦議会の同意を得て、防衛事態の存在についての国際法上の宣言を発することができる。2項の条件のもとにおいては、合同委員会が連邦議会に代わるものとする。
[PR]

by shiryouko | 2005-06-10 11:20 | 安全保障