ドイツ連邦共和国基本法第115a条
ドイツ連邦共和国基本法は、外交・安全保障について多くの条文で規制しています。なかでも第10a章は「防衛事態」と題して、1章すべて11か条をつかって「防衛事態」を規定しています。
かつて多くの戦争が「自衛」「国防」の名によって開始されたことを考えるならば、参照すべきものと思えます。
 明治期の「利益線」「生命線」の恣意的な線引きの反省も必要になるかと思います。

 第10a章 防衛事態
第115a条(概念および確認)
1 連邦領域が武力で攻撃された、またはこのような攻撃が直接に切迫していること(防衛事態)の確認は、連邦会議が連邦参議院の同意を得て行う。確認は、連邦政府の申立てに基づいて行われ、連邦議会議員の過半数かつ投票の3分の2の多数を必要とする。
2 即時の行動が不可避とされる状況で、かつ、連邦議会の適時の集会に克服しがたい障害があり、または議決不能のときは、合同委員会が委員の過半数かつ投票の3分の2の多数をもって、この確認を行う。
3 確認は連邦大統領により、第82条に従って連邦法律官報で公布される。これが適時に可能でないときは、他の方法によって公布されるが、可能な状況になったときは、直ちに連邦法律官報で追完しなければならない。
4 連邦領域が武力で攻撃され、かつ、権限を有する連邦機関が1項1段による確認を即時に行うことができる状況にないときは、この確認は行われたものとみなされ、かつ、攻撃が開始された時点で公布されたものとみなされる。
5 防衛事態の確認が公布され、かつ連邦領域が武力で攻撃されたときは、連邦大統領は、連邦議会の同意を得て、防衛事態の存在についての国際法上の宣言を発することができる。2項の条件のもとにおいては、合同委員会が連邦議会に代わるものとする。
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by shiryouko | 2005-06-10 11:20 | 安全保障



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