日本国憲法第24条をめぐる、これまでの議論
Commented by 松本和志
 私的な事柄だから、ということなのかオランダの憲法には婚姻に関する条文が全くありません。そのかわり、第1条は「あらゆる差別の禁止」です。労働における差別を重視した方がよい、という浜島さんの提案に賛成です。
Commented by アライ=ヒロユキ
 現憲法に関して言えば、「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し」は同性愛を明らかに想定していないので変えるべきだと思います。恋愛は異性の1対1だけでなく、多様な関係があると思うので憲法で規定するのは良くないのかもしれません。相続(控除)の問題は婚姻ではなく、世帯のあり方から見つめ直す必要があるように思います。
Commented by 関 曠野
 結論から言えば憲法に個人の自由平等尊厳がはっきり規定されていればいい、憲法で結婚や家族の在り方を規定するのは余計というのが私の考えです。夫婦の財産をどうするかといったことは民法に決めてもらえばいいのです。
 このMLで私は法と習俗の違いに何度か言及してきました。結婚は習俗に属し、戦後日本の結婚の在り方も24条ではなく習俗の変化によって変わってきました。Commented by 白崎一裕
女子差別撤廃条約が国内法となれば、わざわざ、24条のような文言は必要なくなります。ただ、私としては、他者の人権尊重の義務ということからいって、
「人間の責任に関する世界宣言」の第16条の文言は尊重したいと思います。
Commented by 松本和志
 日本の国情に鑑みて男女平等条項を特に強調した方が良いと思われる場合は、一般的な平等や差別禁止の条文の上に、さらに念を押す形で男女平等を載せてもよいと思います。カナダ憲法などはその好例です。ただその場合でも、現行24条のように男女平等の領域や同性婚のような権利を狭めるようなものであってはならないのは、もちろんです。
Commented by 鏡 豊
 憲法24条は「家族生活」という見出しをつけられることがあるにもかかわらず、「子ども」のことが書いてありません。
 なお、子ども権利条約第5条を読むと、「家族」という枠で何を考えるべきか、すこしはっきりするかもしれません。
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by shiryouko | 2006-01-03 15:48 | 性の平等



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