スペイン憲法 第三章 国際条約
第93条 [国際機関への権限移譲]
憲法に由来する権限を、国際的な組織又は機関に移譲する条約の締結は、組織法により、これを承認することができる。これらの条約、及び権限を付与された国際的又は超国家的組織による決議は、場合により、国会又は内閣が、その履行を保障する。
第94条 [国会の事前承認を要する条約]
① 次の場合において、条約又は協定により義務を負うことに国が同意するためには、事前に国会の承認を必要とする。
a) 政治的性格を有する条約。
b) 軍事的性格を有する条約又は協定。
c) 国の領土の一体性、又は第1編で定める基本的な権利及び義務に影響を及ぼす条約又は協定。
d) 国庫に対する財政的負担を含む条約又は協定。
e) 法律の改正若しくは廃止を伴い、又はその執行に立法措置を必要とする条約又は協定。
② 下院及び上院は、その他の条約又は協定の締結について、直ちに報告を受ける。
第95条 [条約と憲法の抵触]
① 憲法に違反する条項を含む国際条約の締結には、事前に憲法改正を必要とする。
② 内閣又はいずれかの議院は、かかる憲法違反が存するか否かについての宣言を、憲法裁判所に求めることができる。
第96条 [条約の国内法的効力、条約の廃棄]
① 有効に締結された国際条約は、スペイン国内で正式に公示された後は、国内法秩序の一部をなす。この国際条約の規定は、当該条約で定める形式又は国際法の一般原則に従ってのみ、これを廃止し、改正し、又は停止することができる。
② 国際条約及び国際協定の廃棄には、第94条で定める条約承認の手続と同様の手続をとらなければならない。
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by shiryouko | 2005-09-19 16:52 | 国際法・条約と国内法



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